従業員からの「使いづらい」の声が大幅に激減!
ログイン簡略化とプッシュ通知で生産性が大幅に向上

株式会社エフ・ディー・シー
業種
情報システム
従業員規模
101~300人
連携サービス
コミュニケーション(チャットツール), メール, ワークフロー, 社内システム
課題・目的
BYOD導入, セキュリティ強化, テレワーク, 社内の業務支援

東京・千葉・茨城を中心にITソリューションを提供する株式会社エフ・ディー・シー(FDC)。創業以来培ってきた確かな技術力と「顧客第一」の理念のもと、幅広い業種の課題に対して最適なソリューションを展開しています。同社では、柔軟な働き方を実現するためのBYOD環境整備の一環として、moconaviを導入しました。

 

moconaviを導入した背景や、以前抱えていた課題、moconaviを選んだ理由や導入後の効果について、管理部部長 小野寺勝彦さま、管理部情報システム課課長 高柳大樹さま、管理部 情報システム課主任 竹内淳さまにお話を伺いました。

「毎回のパスワード入力が面倒…」といった、従来のアプリでは従業員の不満の声が溢れていた
メールのプッシュ通知なし、一部のファイルが開けない… 従来のアプリでは数々の課題を抱えていた
決め手は「セキュリティと利便性の両立」。3ヶ月の徹底比較で見えたmoconaviの優位性
「これは使いやすい!」社長も絶賛した直感的なUIが選定を後押し
問い合わせの大幅な激減が「現場に浸透した証」。従業員の不満を解消し、管理コストも削減
メールやチャット、さらには開発に至るまで。あらゆる業務で活用され、BYODが浸透
スマートフォンの次へ。PC活用でさらなるワークプレイスの進化を目指す
客先常駐の社員にも快適な環境を。moconaviと共に描く、未来の働き方を推進する
導入前の課題
「毎回のパスワード入力が面倒…」従来のアプリでは従業員の不満の声が溢れていた


 

── はじめに、株式会社エフ・ディー・シー様の事業概要についてお聞かせいただけますでしょうか。

小野寺さま:当社は、ITソリューション提供の強みを活かし、さまざまな自社サービスも展開しています。弊社が提供する業務システムの一つ「fapi」は、社員のスキル・業務経験・プロジェクトアサインの管理業務を効率化し、生産性向上、業務改善を実現するツールとして、さまざまな企業で採用いただいております。

その他に、「plantable」は、工務店とお客様の声から生まれた住宅業界に向けた業務システムになります。用途は住宅が完成するまでのタスク管理や、工務店が施主とやり取りするためのコミュニケーションツールとして、図面の共有や打ち合わせ内容の記録などを一元化できます。これにより、「言った・言わない」などの認識齟齬をなくし、施工後のコミュニケーションも円滑に行えるようになります。「plantable」は住宅業界向けのクラウドサービスとして、2021年にグッドデザイン賞を受賞しました。

 

── 業界の課題を的確に捉えた革新的なサービスを展開されているのですね。御社がmoconaviを導入したきっかけについて教えてください。

高柳さま:元々、2016年にGoogle Workspaceを導入した際、BYODでスマートフォンでも社外システム、社内システムにアクセスできるようにアプリを採用しました。しかし、社内でこのアプリの使い勝手が悪いという声が上がっていたことが、入れ替えを検討するきっかけとなりました。
 

── 以前のアプリには具体的にどんな課題がありましたか?

竹内さま:セキュリティが厳しすぎて使いづらいという課題がありました。認証方法がパスワード認証のみで、毎回IDとパスワードを入力する必要があり、これが面倒でした。また、メールのプッシュ通知がされないため、従業員が連絡に気づかないという問題も発生していました。

他にも、アプリ内でのテキストコピーができないことや、Android端末でパスワード付きzipファイルやPDFが開けないといった細かな不便さもありました。
さらに、チャットや通話機能が従来のアプリでは使えない仕様だったこともあり、従業員から「どうにかならないか」という問い合わせもありました。

導入ポイント
決め手は「セキュリティと利便性の両立」。3ヶ月の徹底比較で見えたmoconaviの優位性

 

── moconavi導入の検討はいつ頃からスタートし、どのようなプロセスで選定されましたか?

高柳さま:moconaviを使い始める2年ほど前から検討を開始しました。従来のアプリの課題点を洗い出したうえで、さまざまなツールを調べ、最終的にmoconaviを含めた2社のアプリをトライアルで比較検討しました。

トライアルに要した期間は約3ヶ月です。最初に1ヶ月moconaviを試し、その後別のアプリを1ヶ月試したところ、moconaviの方が良かった点が多く、再度moconaviを1ヶ月試すという流れでした。この期間中、レコモットの担当者の方と細かくやり取りしながら、丁寧にサポートしていただきました。
 

── moconaviを選んだ決め手とは?

竹内さま:Google Workspaceとの連携など、従来のアプリで実現できていた機能に加え、従業員から上がっていた問題点や要望を解消できることが、導入の最低条件でした。具体的には、セキュリティを確保しながらもスムーズにログインできることや、Android端末でのファイル閲覧が可能になることなどが挙げられます。moconaviは、そうしたすべての課題を解決できるツールでした。

他社製品の場合、以前と同じセキュリティレベルを維持するためには利便性を損なう設定変更が必要だったのに対し、moconaviは使い勝手とセキュリティ性の両方を同時に向上できる、他にはない仕組みだったのです。
 

── トライアル中に特に評価された点はありますか?

小野寺さま:ビジネスチャット機能は当初から要件としていたわけではありませんでしたが、実際に使ってみてその有用性を発見しました。特にビジネスチャットのリアルタイム音声通話機能は、今まで個人携帯の電話番号を確認して連絡を取っていた状況から一変し、電話番号を知らない従業員同士の音声通話が可能になりました。

また、使い慣れたプライベートのスマートフォンをいつものように操作するだけでスムーズに動作する点も、社内で非常に好評だったポイントです。当社の社長もトライアル中にmoconaviのユーザーインターフェイスのわかりやすさを感じたようでした。

導入後の効果
問い合わせの大幅な激減が「現場に浸透した証」。従業員の不満を解消し、管理コストも削減

 

── moconavi導入後、従業員の皆さんの反応はいかがでしたか?

高柳さま:生体認証や情報保持機能により、ログインが大幅に簡略化されました。また、メールを受信した際のプッシュ通知や、テキストコピーが可能になるなど、以前抱えていた課題はすべてクリアできたので、導入後1年以上が経過しましたが、「こうしてほしい」「使いづらい」といった声はほとんど聞こえてきません。その事実こそが、現場に浸透し、うまく機能している証だと考えています。
 

── よく利用されている機能はありますか?

竹内さま:最も利用頻度が高いのが、メールの閲覧です。プッシュ通知機能がついたことで、全従業員がすぐにメールに気付けるようになりました。ビジネスチャットも、在宅勤務の連絡や災害時の連絡などに活用しています。また、カレンダーでのスケジュール確認・共有も利用率が高いです。
もうひとつ、セキュアブラウザ機能は外出中での社内システムの利用がセキュアで、より簡単にできるようになりました。
 

── 管理者側から見たmoconaviの評価はいかがでしょうか?

高柳さま:高いセキュリティ性を保ちながら操作性にも優れているので、従業員から使い方に関する問い合わせが入ることはほとんどなく、管理コストも抑えられています。
また、従業員に社用端末を支給して2台持ちさせる場合と比べて端末を紛失するリスクも少ないでしょう。万が一、moconaviを使っている個人端末を紛失してしまった場合でも、端末に情報が残らず、リモートでアカウントを停止でき、情報漏えいのリスクを最小限に抑えることが可能です。

今後の展望
客先常駐の社員にも快適な環境を。moconaviと共に描く、未来の働き方

 

── 最後に、moconaviへのご要望や今後の展望をお聞かせください。

小野寺さま:現状はmoconaviの活用シーンとして、スマートフォンでのBYODが中心ですが、今後はPCでの活用も検討していきたいと考えています。
レコモットさんにはこれからも、私たちの多様な働き方を実現するためのパートナーとして、先進的なソリューションの提供と手厚いサポートを期待しています。

moconaviをさらに詳しく知りたい方へ

導入にあたって気になるポイントを詳しく解説します