社内の電話システムをドコモ・オフィスリンクへ、これと連携できる電話帳としてmoconaviを活用
1881 年(明治14 年)1 月に創業し、2021 年に140 周年を迎えた準大手ゼネコン。医療・福祉施設や教育・文化施設、生産施設、商業施設など幅広い領域で数多くの建築を手掛け、土木分野でも山岳トンネルや橋梁など様々な実績を持つ。2020 年5 月には戸田建設グループ「中期経営計画2024」を発表、新たな収益基盤構築のための変革にも積極的に取り組んでいる。
1881 年に創業し、今年(2021 年)140 周年を迎えた戸田建設株式会社。「” 喜び” を実現する企業グループ」をグローバルビジョンに掲げ、品質・環境に最善を尽くした建設を通じて、社会の発展やステークホルダーの価値向上に貢献し続けています。
また建設事業のみならず、周辺事業領域も含めた技術・サービスの向上やDX も推進。未来を創造し社会課題を解決する総合建設企業として、「先進の技術」「創造と挑戦」「協調と共生」に取り組んでいます。
その戸田建設が、2017 年3 月から社内電話帳として活用しているのがmoconavi です。それ以前の電話システムの状況とmoconaviを検討することになった経緯について、戸田建設 本社 総務部総務課で課長を務める村山 博一 氏は次のように説明します。
「以前はPBX と固定電話という一般的な電話システムでしたが、その後電話端末としてPHS を導入、さらに2014 年にはPBX リプレースのタイミングに合わせて、NTT コミュニケーションズとNTT ドコモのオフィスリンクを連携させたFMCサービスを導入。iモード端末を内線端末としても利用できるようにしました。社内電話帳は情報システム部門が作成したWeb 電話帳と、i モードの電話帳を併用。しかし2016 年11 月に、NTT ドコモからi モード端末の出荷終了が発表され、それまで使っていたWeb 電話帳はi モード対応に特化していたことから、新たな電話帳の仕組みが必要になったのです」。
iモード端末の出荷終了後の新たな電話端末としては、Android をベースにしたガラホを採用します。「新たな電話帳システムに求められたのは、Android 端末で安定して稼働することでした」と語るのは、戸田建設 本社インフラ・セキュリティ部 係員の比留間 良明 氏。複数の製品・サービスを比較検討した結果、『最もしっかりしているサービス』であると評価し、moconavi の採用を決定したのだと言います。
それではどのような点が「しっかりしている」と評価されたのでしょうか。村山氏がまず挙げるのが、必須条件だったオフィスリンクとの連携が、他の製品・サービスよりも安心して使えることです。「もうこれだけでmoconavi の採用はほぼ決定しました」。
これに加えて比留間氏は、セキュリティがしっかりしている点も、採用を後押しするポイントになったと説明します。
「moconavi」 のアプリケーションを立ち上げる際には、パスワードロックを解除しなければなりません。また電話帳の情報は端末側に格納されず、クラウド側で管理されています。そのため万一端末を紛失した場合でも、社員名や所属部署、役職、電話番号などの情報が漏えいする心配がありません」。
前述のように2017 年3 月には利用を開始。その後、電話端末は段階的にガラホからiPhone へと移行されることになりますが、iPhone でも継続的にmoconavi が使われています。社内ポータルにも電話番号を調べるサービスがありますが、社内ポータルが見られない外出先ではクラウドで提供されているmoconavi によって電話番号の確認が可能となっています。
moconavi の導入で大きく変化したのは、ユーザーがどこにいても安全に、電話番号を調べられるようになったことです。moconavi はクラウドで提供されているため、通信がつながる場所であればどこででも利用可能。また採用理由にも挙げられているように、端末に情報が一切残らないため、端末の紛失・盗難時にも情報は漏洩しません。社員が使い慣れている社内ポータル同様、moconavi では氏名からの番号検索だけではなく、電話番号からの逆引きや部署名での検索も可能です。
最近はコロナ禍の影響で在宅勤務が増えていますが、ここでもmoconavi が重要な役割を果たしていると村山氏は指摘します。
「moconavi に加えFMC の導入、一人に1 台モバイルPC の貸与、Google Workspace(旧称G Suite)も導入していたため、すでにどこででも働ける環境は整備されていました。そのためコロナ禍に伴うテレワーク化も、スムーズに実現できました。最近ではチャットをつかう機会も増えていますが、それでも当社では電話も即時双方向性のある重要なコミュニケーション手段となっているため、moconavi の存在は大きかったと言えます」。
さらに電話を着信した時に、相手の支店名や所属、役職、氏名がわかることも便利だと言うのは比留間氏です。
「Web 電話帳は存在していたものの、その登録内容は着信時に利用できないため、誰から電話がかかってきたかを知るために、以前は各人が端末に情報を事前に登録しておく必要がありました。通話相手が限定されている社員であれば登録することにさほど手間がかかりませんが、総務部門やIT 部門は様々な社員から電話を受けるため、どの部署の誰から電話が来たのか着信時にわからないことが多く、不便さを感じていたのです。これに対してmoconavi では端末側に電話番号を登録しなくても、誰から電話がかかってきたのかが即座にわかります。事前に相手がわかると、余裕をもった対応ができるため、実際に使ってみて、これは便利だと実感しています」。
すでに戸田建設社内の電話帳として定着しているmoconavi。今後もこれを安定的かつシンプルに使い続けていきたいと村山氏は語ります。「昔は座席表から固定電話の電話番号を探していましたが、あの頃と比べれば隔世の感があります。現在もコミュニケーション手段として電話を活用しており、当社にとって、moconavi はなくてはならない基盤の1 つなのです」。
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