営業職のアクセス基盤としてmoconaviを採用 社外で事務処理が可能となり退社時間が早まる

第一興商 モコナビ導入事例
株式会社第一興商
業種
サービス業
従業員規模
1000~2000人
連携サービス
グループウェア, ワークフロー, 勤怠管理
課題・目的
コスト削減, セキュリティ強化, 社内の業務支援

1973年4月に設立。創業時から40年以上にわたり、カラオケ機器の提供とコンテンツの充実に取り組んできた。現在は、全国の営業拠点でバーやスナック等の顧客をサポートするのと共に、ビッグエコーを中心とした直営カラオケボックスを展開している。地域に根差した事業活動によって、歌う楽しさを広げ続けている。

顧客店舗(バーやスナック)の営業時間が深夜にかかるため、営業職の退社時刻が遅かった
帰社してから行う業務を少なくすることで、退社時間を早くすることが目指された
トライアルで使いやすさを体感
コストの安さも導入の決め手に
セキュリティ面も問題なしと評価
勤怠管理や稟議承認などの業務を社外でも実施可能に
社外業務が可能になったことで、外勤営業は帰社後の業務が軽減
退社時刻が20~30分早くなり働き方の改善に
導入前の課題
外勤営業の帰宅時間を少しでも早くすること。業務効率化プロジェクトで選ばれたのがmoconavi

老若男女を問わず、全ての人々が楽しむ身近なエンターテインメントとして定着している「カラオケ」。日本発祥のこの文化は世界にも広がっており、それぞれの地域で様々な進化を遂げています。日本ではカラオケボックスで歌う形式が一般的になっていますが、バーやスナックといったオープンスペースで歌う、カラオケ文化も存在します。

業務用カラオケ業界のリーディングカンパニーとして、創業以来40年以上にわたってカラオケ機器やコンテンツを提供し続けているのが、株式会社第一興商(以下、第一興商)です。

「当社のお客様は遅い時間帯の営業時間であることが多いため、営業職は午後出社となり、社用車でお客様を訪問した後、23時頃に帰社して事務処理を行っています」と語るのは、第一興商 管理本部 システム部 基幹インフラ課でリーダーを務める豊浦 晃佳 氏。

そのため帰宅時間が遅くなりやすいことが、長年の課題だったと振り返ります。「営業職は車で通勤しているため終電の問題はないのですが、帰宅時間をもっと早められないかということは、以前から議論されていました」。

第一興商 導入事例 豊浦氏
株式会社第一興商 管理本部 システム部 基幹インフラ課 リーダー 豊浦 晃佳 氏

この課題解決のため、2017年には「スマートフォン移行プロジェクト」をスタート。お客様の営業時間に合わせて営業職が活動するということは変えられませんが、オフィスに戻ってきてからの事務作業時間は短縮していこうという取り組みが本格化するのです。

「以前は営業職にフィーチャーフォンをもたせていましたが、これを全てスマートフォンに入れ替えました。さらにワークフローや勤怠システム、グループウェア等、社内ネットワークでしか利用出来なかった導入済みの各種Webサービスを、お客様訪問の待ち時間で事務処理を行えるようにすることで、帰社後の作業時間短縮を目指したのです」。

これらのWebアプリケーションを安全に利用するため、セキュアブラウザの導入も検討。最終的に選ばれたのがmoconaviでした。

導入ポイント
使いやすさとコストが決め手、セキュリティも問題なし

「他にも複数の候補を検討していたのですが、今回の取り組みを支援してくださった2社のSIベンダーがそれぞれ推薦してくれたのがmoconaviでした」と豊浦氏。その意見を取り入れて実際に試用し、これならITに詳しくない営業職でも簡単に使えると判断したと言います。

「またコストが安価であることも導入の決め手になりました。実は他のサービスを使ってVPN接続を行っていた時期もあったのですが、運用コストの都合により1年で終了しました。このような経験から、継続的に使い続けるにはコストの安さも重要だと考えていました」。

その一方で、第一興商 管理本部 システム部 基幹インフラ課でセキュリティを担当する久保田 陸斗 氏は「moconaviならセキュリティ面での問題もありません」と指摘します。「moconaviのセキュアブラウザなら社外からでも安全にWebアプリケーションが利用できます。もちろん社内ポリシーにも対応しています」。

第一興商 導入事例 久保田氏
株式会社第一興商 管理本部 システム部 基幹インフラ課 久保田 陸斗 氏

2018年2月には正式に採用を決定。営業職全員がスマートフォンを持ち歩き、moconaviのセキュアブラウザで勤怠管理や各種ワークフロー、グループウェアによる情報共有が行える環境が整備されたのです。

導入後の効果
moconavi導入で外勤営業が社外で業務を行えるように。業務効率が大きく向上

「以前はワークフローで行っていた各種申請業務などの処理を、オフィスに戻ってから行う必要がありましたが、顧客訪問の待ち時間で行えるようになりました」と豊浦氏。

また営業現場への直行・直帰は、紙面での事前申請が必要であったため、勤怠管理の上で作業が煩雑になっていました。それをセキュアブラウザから勤怠システムにアクセスし申請を行えるようになったため、管理の煩雑さも解消されたと言います。

「営業職が回るバーやスナックなどでは、コインを投入して利用するカラオケ機器が使われているところもあるため、どうしても集金業務が必要です。そのため営業職はお客様を訪問した後、必ず現金精算のためにオフィスに戻らなければなりません。しかし以前は精算業務の後に行っていた、様々な業務が社外でも行えるようになったことで、退社時刻を繰り上げることが可能になりました。現在は以前に比べ、20~30分は早く帰ることができるようになっています。スマートフォンとmoconaviの利用開始で業務効率化を実現することができました」。

高セキュリティと低コストが決め手 業務効率化を図ることで社員の働き方の改善に

 

今後の展望
moconaviを基盤に社内向けサービスを拡充。業務効率のさらなる向上を目指す

今後もmoconaviの機能を活用しながら、営業職の退社時間の繰り上げに取り組んでいきたいと豊浦氏。最終的には以前に比べて、1~2時間早く帰ることができる状態にしたいと語ります。

その一方で、使いやすさの改善も進めていく計画です。現在はmoconaviのセキュアブラウザから各Webアプリケーションにアクセスする際に、それぞれログインを行う必要がありますが、これをmoconaviの機能を活用してシングルサインオンにすることが検討されています。

「社外で行える業務の幅を広げ、その利便性を高めていくことで、業務効率はさらに向上するはずです。今後もmoconaviをアプリケーション展開の基盤として活用しながら、社内向けに提供するサービスを拡充していきたいと考えています」。

第一興商 モコナビ導入事例

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