セキュアブラウザとは?メリット・デメリット、テレワークセキュリティを解説

  • 投稿日:2020 - 1 - 28
  • 更新日:2020 - 11 - 5
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国が推進する働き方改革や、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各企業が急ピッチでテレワーク化を進めています。これまでとは違ったフレキシブルなワークスタイルが求められるなか、活躍しているのがスマートフォンやタブレットなどの「スマートデバイス」です。

スマートデバイスを利用することで業務効率化が期待できますが、一方ではセキュリティ面での不安も。そこで、利便性を損わずにセキュリティリスクを解消する方法として「セキュアブラウザ」の活用が広がっています。

この記事では、セキュアブラウザの概要を説明したうえで、セキュアブラウザによって実現できることや、テレワークで活用するメリットを解説します。あわせて、導入する際のポイントとして、多くのセキュアブラウザサービスの注意点も解説します。

セキュアブラウザとは

セキュアブラウザはスマートデバイスの業務利用におけるセキュリティ対策として欠かせません。

セキュアブラウザとは、セキュリティ機能に特化したブラウザのこと。一般的なWebブラウザの基本機能を持ちながら、不正アクセスや情報漏えいを防止するための対策が施されています。多くのベンダーが、各社特色のあるセキュアブラウザサービスを提供しています。

セキュアブラウザを活用することで、スマートデバイスを社外の環境で利用した場合でも、情報漏洩や不正アクセスのリスクを抑えることが可能。従業員が個人用の携帯を業務で利用する「BYOD( (Bring your own device)」のセキュリティ対策として有効で、セキュアブラウザを導入する企業は増えています。

一般的なセキュアブラウザでできること

ここから、セキュアブラウザを導入することで実現できることとして、代表的なポイントを2つ解説していきます。

データを端末に残さずにブラウザを利用できる

1つ目は、データを端末に残すことなく、ブラウザを利用できるということです。

通常のブラウザを使った場合、アクセスしたページのURLやキャッシュ、ダウンロードしたファイルなどのデータが端末に残ってしまいます。そうした状態のまま、例えばBYODで私用の端末を使って仕事をしていると、不正アクセスやマルウェアなどによる詐取により、社外秘の情報が外部に漏れてしまうリスクがあるのです。

セキュアブラウザの場合、データは一時的に端末内に保存されますが、ブラウザを終了すると同時に、自動で削除されます。これにより、情報漏洩のリスクを低減させることができるのです。

URLのフィルタリングが行える

2つ目として、セキュアブラウザを利用することでURLのフィルタリングも行えます。

つまり、閲覧可能なURLと閲覧禁止のURLを指定して管理できるということ。例えば、犯罪や暴力などに関連するWebサイトなど、職務に関係がなく、閲覧することが不適切なサイトをフィルタリングすることで、健全なワークライフを促し、作業効率の低下を防ぐことにもつながります。

フィルタリングには、特定のWebサイトへのアクセスを許可するホワイトリスト方式や、特定のWebサイトへのアクセスをブロックするブラックリスト方式、「犯罪」「暴力」といったカテゴリでアクセスの制限をするカテゴリフィルタリングなどがあります。

また、セキュアブラウザのサービスによっては、スクリーンショットやテキストのコピーを制限できるものもあります。これにより、情報漏洩を防ぎ、セキュリティ効果をさらに高めることができます。

テレワークでセキュアブラウザを活用するメリット

それでは、セキュアブラウザをテレワークで活用することで、具体的にどのようなメリットが期待できるのでしょうか。セキュアブラウザの機能性を踏まえて考えてみましょう。

携帯2台持ちが不要に。BYODをセキュアに実現

先述の通り、テレワークでBYODを取り入れる企業は増えています。しかし、通常のブラウザを使っているとセキュリティでの不安があります。なかにはそのリスクを知りながらも、見て見ぬふりをして運用している企業もあるかもしれません。従業員が私用端末を業務利用することで、マルウェア感染などにより、端末に保存された情報が漏洩してしまう可能性があるのです。

こうしたBYODの懸念点を考慮し、従業員に社用携帯を持たせるという選択肢もあります。しかしこの方法でも、会社としては設備コストがかかり、従業員としては私用端末との2台持ちに煩わしさを感じてしまうといった、別の問題があるのです。

セキュアブラウザを導入することで、これらの悩みが一挙に解消できます。1台の端末で私用と業務用の環境を分けてセキュリティを強固にし、設備コストもカットできます。

仕事に特化したブラウザ環境で業務効率が向上

セキュアブラウザを導入してセキュアなBYODを実現することで、従業員は使い慣れた端末を使いながら、プライベートと仕事の環境を切り分け、フレキシブルな業務ができるようになります。

セキュアブラウザを用いず、私用と業務用が混同した環境だと、仕事で何かの調査を始めたはずが、気付けば趣味のネット検索になっていた……そんなこともありがちです。セキュアブラウザ の機能として、先述した通りURLのフィルタリングが行えます。業務に関係のないサイトの閲覧を制御、仕事に特化したブラウザ環境にすることで、テレワークにおける業務効率の向上を実現できるといえるでしょう。

セキュアブラウザのデメリット

セキュアブラウザには多くのメリットがあり、テレワークなどでスマートデバイスを業務利用する際は欠かせません。

しかしながら、サービスごとに特徴があり、懸念点があるのも事実です。セキュリティを強固にすることを優先した結果、別の問題が生じてしまうことにもなり兼ねません。

ここではセキュアブラウザのデメリット・課題を紹介します。サービスを選ぶ際のポイントとして抑えておきましょう。

操作性に難がある

セキュアブラウザは一般的なブラウザとは異なります。 Google ChromeやSafariなど、一般的に広く使用されているブラウザは、長きにわたる歴史があり、デザインやUIも洗練されています。一方、セキュアブラウザは比較的新しいサービスのため、操作性に難があるものも少なくありません。

また、セキュアブラウザは端末にデータを残さないというセキュリティ面での利点がある一方、処理をページ単位で行うことになるため、レスポンスが遅くなりがち。作業効率が低下する要因にもなってしまいます。

データが残る可能性がある

「データが端末に残らない」ことは、セキュアブラウザの最大の特長であり、導入を考える企業がセキュアブラウザにもっとも期待する機能といってよいでしょう。

しかし、データが削除されるタイミングはサービスごとに決められており、ログアウトしないとデータが残ってしまうものもあります。端末を使用するたびにログイン・ログアウトをしなければいけないことは手間であり、同時にログアウトを忘れてしまった場合のセキュリティリスクが残ります。

セキュアブラウザだけではBYODのセキュリティ対策として不安が残る

セキュアブラウザには端末を特定する機能がないため、セキュアブラウザを利用しても、ブラウザを介して従業員以外の端末から社内ネットワークに不正アクセスされるというリスクは拭えません。

そうしたリスクへの対策として、端末と機体承認IDを紐付けて端末を特定できるセキュアブラウザが理想的です。

まとめ

働き方が多様化するなか、スマートデバイスの業務利用を推進するうえでセキュリティ対策として重要な役割を果たすセキュアブラウザ。さまざまなメリットがあり、テレワークにおいても有効です。しかし、サービスによっては課題もあるため、導入する際はどのセキュアブラウザが良いのか検討する必要があります。

moconaviはセキュアブラウザを採用しているうえ、moconavi自体で機体認証しているので、不正アクセスのリスクを意識することなくセキュアな環境で社内システムへアクセスすることができます。また、操作性にも優れ、ログアウトしなくても端末にデータが残る心配はありません。テレワークでセキュアなBYOD環境を構築したいとお考えの際は、選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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