オンライン採用によりコロナ禍でも30名以上の増員に成功した人事担当者の手腕とは

  • 投稿日:2022 - 4 - 28
  • 更新日:2023 - 4 - 12
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日本で多くの企業が人手不足の課題を抱えるなか、テレワークプラットフォーム「moconavi」を提供するレコモットは人材採用のプロセスを完全オンライン化することで大幅な組織拡大を実現しました。

一体どのようにしてオンライン採用を成功に導いたのか、経営管理部人事担当の松田朋之さんに話を伺いました。

「moconaviを広めてより良い社会を実現したい」私がレコモットに入社した理由

──はじめに、簡単に松田さんの自己紹介をお願いします。

レコモット経営管理部人事担当の松田です。

職歴としては、大学を卒業してから金融、人材、ITといったさまざまな業界で、営業や企業コンサル、採用、広報などの業務を経験しました。

──どんな理由でレコモットに入社したんですか?

会社が掲げるビジョンや、「moconavi(モコナビ)」というプロダクトそのものに強く共感したからです。

それまでの仕事経験のなかで、とても優秀な女性の営業メンバーが、旦那さんの転勤の都合で仕事を辞めなければいけないという選択を目の当たりにしたことがありました。これは一例で、子育てや介護のために、働きたくてもそれが難しくなってしまう人もたくさんいるでしょう。「場所」に縛られた従来型の働き方により、ワークライフバランスやキャリア形成の面で課題を感じている方は少なくないということです。

moconaviはテレワークプラットフォームとして、まさにそうした働き方の課題を解決するサービスです。moconaviを世に広め、誰でもその人らしく働ける世の中を実現する一助となるため、レコモットに入社しました。

──現在の仕事の内容について教えてください。

採用チームに所属し、募集や求職者向けの情報発信、応募者とのやりとり、面談など、採用に関する一連の業務を担当しています。おかげさまでたくさんのご応募をいただき、毎日忙しく、充実した日々を過ごしています。

オンライン採用の導入とともに採用プロセスも見直し。改革と細やかな配慮でスムーズなマッチングを実現

──レコモットではいつ頃からオンライン採用を始めたのですか?

2020年の3月頃に新型コロナウイルスの感染拡大が広がっていったとき、リモートワークの推進とともに、採用活動をオンラインに切り替えたようです。

私が入社する前のことで、私自身もレコモットのオンライン面談を受けました。

──コロナ禍で人との接触が制限されるなか、それでも採用活動を続けるためにオンライン化を進めていったと。

そうですね。moconaviのプロダクト自体はコロナ禍によるリモートワーク化の流れで需要が急拡大していたので、エンジニア・デザイナー・営業・カスタマーサクセスなど、全職種でリソースが足りない状況になっていました。ですから、採用活動自体は「止めない」どころか、より「強化」していく必要があったんです。

──オンライン採用の導入に合わせて採用のプロセスや仕組みなどで見直したことはありますか?

まず、採用プロセスを短縮しました。オンラインでは、対面での採用活動よりも求職者との面談の調整が柔軟に行えるため、より多くの方と面談ができるようになります。しかし、その分、面談を行う人事側のリソースもひっ迫してしまいがちです。以前は求職者の適正をさまざまな角度から確認するために複数回の面談を行っていましたが、少ない回数でより効率的に内容の濃いコミュニケーションが取れるよう、面談の内容も見直しました。

仕組みの面では、採用者の情報をチーム内で共有しやすくするためにクラウド型の採用管理ツールを導入しました。また、当社のサービスである「moconvi 050」も使っています。私用の携帯電話からビジネス向けの050番号で発信できるので、リモートワーク環境でもスムーズな採用活動が行えます。

──実際のところ、オンライン採用の導入による効果はどれくらい出ているのでしょうか?

応募数は以前の数倍に増えました。コロナ禍以降、レコモットではリモートワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」を推奨していることも魅力として伝わっているのかもしれません。都心から少し離れた場所でも働くことができ、実際に北海道や京都、鹿児島に居住する従業員もいます。

応募数が増えたため、現在はほぼ毎日のように面談を行い、月に1〜2人は新しい仲間を迎え入れています。コロナ禍以降、2022年4月現在までで30名以上の増員ができました。

──採用数が増えたことで、入社後のミスマッチが起こりやすくなっているなど、弊害はありませんか?

そういった問題はあまり感じていなくて、むしろオンラインで採用した社員の退職率はかなり少ないです。

──ミスマッチを防ぐために採用活動で意識していることはありますか?

パソコンの画面越しに会話をするオンライン面談は、対面に比べてお互いの熱量や感情が伝わりにくい部分があります。そのため、プロダクトや事業への興味や、職種に関係する知識・経験といった「履歴書の記載内容で把握できる情報」のほかに、その人の考え方や想いなどを詳しくお伺いするようにしています。そのためにも、事前のインプットがとても大切。事前にその人の情報をよく確認し、自分なりにイメージをもったうえで面談に臨むと会話が広がります。

また、オンライン面談では画面越しの独特の雰囲気で緊張する方もいるので、本題に入る前のアイスブレイクは長めに時間をとっています。リラックスした状況のなか、その方のパフォーマンスを最大限に発揮していただける面談が理想ですね。

新しい仲間を全員で迎え入れる。部署を超えて協力し合うレコモットの採用姿勢

──松田さんが人事担当の視点で感じるレコモットの魅力はどんなところでしょうか?

大抵の場合、採用活動は人事が一手に担うというのが一般的だと思います。レコモットも当然、職務としては分かれているのですが、部署の垣根を超えて全員が新しい仲間を迎え入れるための空気感ができていて、とても働きやすいです。

採用活動に限らず、企業ビジョンとして掲げる「Envision Your Style(誰もが「Your Style」を制約なく実現できる社会)」の実現に向けて一丸となっていて、手前味噌ですが本当に人柄が良い人ばかりの職場だと思います。

──ありがとうございました。最後に、人事担当としての今後の展望をお聞かせください。

引き続き新たな人材の採用を進めるとともに、業務経験の浅い若い人でも着実にキャリアップできるよう、育成プログラムの整備を進めていきたいです。

採用に関しては特にエンジニアを積極募集していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

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