コロナ禍テレワーク事例 キーウェアソリューションズ株式会社

  • 投稿日:2020 - 7 - 15
  • 更新日:2022 - 9 - 16
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新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、多くの企業が働き方を見直すことになりました。すでにリモートアクセスサービスmoconaviを導入しテレワークシフトを進めていた企業では、どのような対応が行われたのでしょうか。moconaviユーザー企業のコロナ禍テレワーク事例をご紹介します。

キーウェアソリューションズ株式会社 様

2019年1月にmoconaviを導入し、iPhoneからの社内システムアクセスを実現していたキーウェアソリューションズ様に、お話をお伺いしました。

先行して始めていたテレワークだが、危機感を持ち緊急事態宣言では前面対応に

──いつ頃からどのようなコロナ対応を行いましたか?

 

会社としてコロナ対応を開始したのは2020年2月初旬からです。中国とも仕事上のやりとりがあるため危機感を持つ社員が多く、情報システム部門としても危機管理をしっかりやっていこうという強い想いを持っていました。

テレワーク自体はオリンピック対応のため2019年5月頃から準備をしていましたが、2020年2月の段階で「コロナ対応のためにどんどん活用してほしい」という情報発信をしています。3月初旬には人事部でも社内規定を変更し、適宜通知を出しながらテレワーク推奨を徹底してくれました。

このような経緯もあり、緊急事態宣言が出た時点では全面的にテレワークへと移行し、逆に出社する場合は役員の承認が必要となりました。テレワーク推奨は現在も継続中です。当社は技術と人を提供する会社なので、働く人に感染者が発生すると一気に仕事が止まってしまう可能性があると危惧していたからです。

前面テレワークへの移行にはRASやVPNの増強、moconaviのPC活用で対応

──システム面での追加や変更はありましたか?

 

元々2020年のオリンピックに備えて必要なものはほぼ全て揃えていました。社外からiPhoneで社内システムにアクセスするためのmoconaviは2019年1月に導入、BoxやSaaS型メールとの連携も行っていました。

またSlackも2019年12月から各部門で使い始めており、Zoomも2020年1月に利用開始しています。さらに自宅Wi-Fi経由でのアクセスも、セキュリティ保持のルールを明確化した上で許可しています。そのため、コロナ対策として特別に追加したシステムはありません。

──全面的なテレワーク移行によって、問題は生じませんでしたか?

 

自宅から社有PCでRAS(VPN)を経由し社内システムへアクセスするユーザーが増えたため、RASの同時接続数が上限に達することも増えました。これに対しては2つの方法で対処しています。

1つはRASの増強です。従来のオンプレミスでのRASに加え、2020年4月上旬にキャリア系のVPNサービスを追加しています。

もう1つはPC版moconaviの活用です。PCからmoconaviで社内システムへアクセスすれば、全くの別経路のためRASの同時接続数の影響は受けません。またPC側にデータが残らないので、シンクライアントの代わりにもなります。最初の導入時にもPC版のテストは行いましたが、業務で利用したのは今回が初めてです。

──moconaviと新たに連携した業務アプリはありますか?

特にありません。

テレワークに否定的だった意見もポジティブな評価に ペーパレス化も進めたい

──今回の対応で働き方への意識は変わりましたか?

 

情報システム部門では以前からテレワークを行っているため、特に大きな変化はありません。しかし事業部では意識の変化が見られます。これまでは食わず嫌い的なテレワークへの否定的な意見もありましたが、今回半ば強制的に移行し実際にやってみたことにより、ポジティブな評価へと変わった方もいます。離れていてもきちんとコミュニケーションが取れることがわかり、通勤がないことで得られるメリットも多くの社員が実感しているようです。

現在は出社制限を緩和していますが、出社する人の割合はかなり減っており、テレワークを選択する人が以前の4倍以上になっています。紙がないと仕事にならないスタッフ系(間接部門)の社員も現在は輪番制で出社しており、いずれは完全にペーパーレス化しようという動きも進んでいます。

ゼロトラストセキュリティを視野に エンドポイントセキュリティ強化にEDR導入を検討

──今後実施を計画していることなどはございますか?

 

業務目的の通信費などをカバーするテレワーク手当について、導入を検討する議論が始まっています。また今回は緊急対応的に規定を見直しましたが、これを恒久対応へと移行する必要もあります。システム面ではVPNに頼らないセキュリティの確保とエンドポイントセキュリィの強化を考えています。具体的にはEDRの導入やゼロトラストセキュリティへの対応などが視野に入っています。

キーウェアソリューションズのコロナ禍への対応概要図

──最後に、moconaviへのご要望などはございますか?

 

当社ではほぼ全員に社有iPhoneを配布しております。iMessageを活用している人が多い為、これとの連携を望む声が多く寄せられています。またPC版moconaviにおいて、一部システムの仕様に対応できていない部分があります。この問題の解決と社内システム全てをPC版moconaviでカバーできる事、この2つに期待しています。

▶︎セキュアブラウザ製品からmoconaviへの移行で、働き方改革も前進。導入事例はこちら

長引くコロナ禍のテレワーク環境に、PC対応も可能なmoconaviを

事前にテレワーク環境を準備していたキーウェアソリューションズ。今回のコロナ禍では早くから危機感をもち前面テレワークへ移行しました。RASやVPNの増強に加え、社内PCにmoconaviを入れることで、自宅でも社内PCを使い安全に業務を行うことができたようです。

クラウド型モバイルアクセスサービスのmoconavi(モコナビ)はWindows10のPCにも対応しており、自宅からでも安全なセキュリティ環境でいつもと同じようにPC業務を行うことが可能です。まだまだ続くことが予想されるコロナ禍のテレワーク環境整備にmoconaviをぜひご検討ください。

▶︎さまざまなツールと連携するテレワークプラットフォームmoconavi(モコナビ)の詳細はこちら

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