Notesのモバイル環境をmoconaviへ セキュリティ強化と運用負荷軽減を実現

中部国際空港セントレアグループ
中部国際空港セントレアグループ
2005年に開港した中部国際空港を運営する企業グループ。日本の成長を支える重要なインフラとして、安全・安心で利便性の高い空港を運営している。原油高騰やリーマンショックで需要低迷を経験するものの、セントレア利用促進策「フライセントレア」や「昇龍道プロジェクト」などの取り組みで、着実に業績を回復。2018年度には過去最高の旅客数を実現している。
業 種 運輸・交通業界
利用シーン 空港運営業務全般
連携サービス Splashtop、モバイルチョイス050

課 題

  • ・IBM Travelerの端末設定に必要な時間
  • ・端末にデータが残るためセキュリティ面で不安
  • ・MDMや証明書発行にかかるコスト

効 果

  • ・moconaviへの移行で端末設定時間を大幅に削減
  • ・端末にデータが残らないためセキュリティが向上
  • ・MDMや証明書発行にかかるコストも不要に

課題

Notesをモバイル化したものの 端末設定に時間がかかりセキュリティ面の懸念も

中部国際空港セントレアの今川様、黒川内様

情報システム部 システム基盤グループ グループリーダー 今川照之様、東河内春男様

日本の真ん中に位置する中部地域の空の玄関口として、日本と世界を結ぶ重要な役割を担っている中部国際空港セントレアは、国際線・国内線合わせて年間1235万人が利用する24時間運用の国際空港です。空港運営は中部国際空港株式会社の他、5社のグループ企業が参画し、安全・安心で利便性の高い空港運営を実現するため、グループ企業間の緊密な連携が図られています。

「そのための情報基盤も早い段階から整備してきました」と語るのは、セントレアグループで情報通信システムの整備・運営を担当する中部国際空港情報通信株式会社で、情報システム部 システム基盤グループ グループリーダーを務める今川 照之氏。開港準備段階の2002年にはすでに、IBM Lotus Notes/Dominoの利用を開始していたと振り返ります。さらに2015年にはモバイル端末でNotesメールにアクセスできるIBM Verseを採用し、2016年にはモバイル端末とNotesの同期が可能なIBM Travelerへと移行。幹部職員にiPhoneを配布しMDMも導入することで、出張先でもメール確認や稟議承認が行えるモバイル環境を整備してきたと説明します。

しかしこのモバイル環境は、2つの問題を抱えていました。1つは、端末のセットアップに時間がかかり、それが運用担当者の大きな負担になっていたということです。

「VPNの設定と、MDMや証明書のインストールが必要なため、端末1台をセットアップするのに少なくとも1時間以上はかかっていました」と語るのは、今川氏と同じシステム基盤グループの東川内 春男氏。証明書発行の時間が長引くことも多く、その場合には2~3時間かかるケースも珍しくなかったと言います。

もう1つはモバイル端末にデータが保存されるため、これがセキュリティリスクにつながるのではないかという懸念があったことです。「そのため会社支給の端末には利用できるアプリに制限をかけており、ブラウザからアクセスできるWebサイトも限定していました。また年に1~2台は端末の置き忘れなどの紛失が発生するのですが、その場合にはGPSですぐに位置を確認し、利用者にヒアリングした上で現場に駆けつけ、端末を確保する必要がありました」(東川内氏)。

導入ポイント

Travelerと同等機能を よりセキュアに実現可能モバチョ対応も採用を後押し

これらの問題を解決するため、2017年1月にモバイル環境の見直しに着手。IBM Travelerと同等機能の実現を前提に、複数のソリューションを比較検討していきます。その結果採用されたのがmoconaviでした。その理由を東川内氏は次のように説明します。

「moconaviは端末側にデータを保存せずにNotesにアクセスでき、VPN設定や証明書のインストールも必要ありません。レスポンスも速く、個人端末に会社の固定電話番号を付与する『モバチョ』に対応していることも、採用を後押ししました」。

2017年6月には採用を正式決定し、その2ヶ月後には利用を開始。グループ企業への展開を段階的に進めています。

moconaviを使ったモバイル環境の構成は図に示す通り。Notesのメールやカレンダーを参照する場合には、iPhoneからmoconaviにログインし、そこからNotesにアクセス。moconaviと連携したSplashtopも導入されており、社内に設置された自分のPCにリモートデスクトップでアクセスすることが可能です。

BYODで個人の端末を使用する場合には、moconaviと連携したモバチョも利用可能。現在BYODを利用しているのは中部国際空港情報通信株式会社だけですが、他のグループ企業でも会社支給端末との選択が可能になっています。

中部国際空港セントレア様 moconavi利用構成図

中部国際空港セントレア様 moconavi利用構成図

導入効果

わずか10分で端末設定が可能 セキュリティ確保も容易になり 運用コストも大幅に削減

中部国際空港セントレア 情報システム部 システム基盤グループ 髙木祐太様、鶴見圭章様、西脇一輝様

中部国際空港セントレア 情報システム部 システム基盤グループ 髙木祐太様、鶴見圭章様、西脇一輝様

moconaviの導入によって、モバイル端末のセットアップに要する時間は大幅に短縮されました。VPN設定やMDM/証明書のインストールが不要になったからです。「Web画面でmoconaviのユーザー登録を行い、moconaviから利用するアプリを追加するだけなので、10分程度で作業が完了します」と言うのは、システム基盤グループの髙木 祐太氏。また新人の西脇 一輝氏も「以前は分厚い手順書と格闘する必要がありましたが、moconaviは設定手順が少ないため作業が楽になりました」と語ります。MDMや証明書が不要になったことで、運用コストの削減も実現されました。これだけで年間4割程度のコスト削減効果があると髙木氏は指摘します。

端末側に業務データが保存されないため、セキュリティも強化されました。「端末紛失の際も『モノがなくなった』だけなので、セキュリティ確保のための緊急対応は必要ありません」と語るのは、システム基盤グループの鶴見 圭章氏。アプリ制限やブラウザのアクセス先制限も不要になったと言います。「moconaviによって守るべきものを限定できるようになり、セキュリティ確保のために行うべきことがシンプルになりました」。

またmoconaviと連携したSplashtopも好評です。「グループの中核企業である中部国際空港株式会社では、Splashtopを活用した在宅勤務が始まっています。リモートデスクトップによって在宅勤務が導入しやすくなったと評価されています」(東川内氏)。

今後の展望

moconaviへの移行を 今後も積極的に推進

2020年1月時点でのmoconaviのID数は、グループ全体で53 ID。その内訳は、会社支給端末が37台、BYODが16台となっています。現在もIBM Travelerを使っている端末が残っていますが、今後はこれらも順次moconaviに移行していく計画です。

「moconaviならTravelerと同等の機能を、よりセキュアに実現できます」と今川氏。「その上、運用負担の軽減やコスト削減も可能。moconaviへの移行はメリットしかないです」。

中部国策空港セントレア 情報システム部システム基盤グループのみなさん

中部国策空港セントレア 情報システム部システム基盤グループのみなさん

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