MDMサービスを比較!おすすめ10選と選び方のポイントを紹介

投稿日:2019 - 11 - 18

スマートフォンやタブレットの主な魅力といえば軽さや利便性の高さといった点が挙げられますが、実用性も年々向上しており、今ではテレワークにも活用されるようになってきました。仕事にモバイルデバイスを用いるには、MDMなどを導入してセキュリティと利便性の両面に配慮することが大切です。そこで今回は、MDMのおすすめサービス10選と最適なサービスを選ぶためのポイントなどについて解説していきます。

多数存在するMDMサービス

「MDM」とは、「Mobile Device Management」の頭文字をとった略語で、スマートフォンやタブレットなどの複数のモバイル端末を一元管理して運用するための製品やサービスの総称です。MDMを使えば、端末状況の把握やアプリ管理など、デバイスに直接手を触れて操作しなければならないような作業も、リモート操作ができるようになるので、管理者に負担をかけず効率的なセキュリティ対策が実現できます。万が一、盗難や紛失といった緊急事態に見舞われても、リモートロック(遠隔操作でデータへのアクセスを遮断すること)やリモートワイプ(遠隔操作でデータを削除すること)などの優れた機能が備わっているので、大事な情報が流出してしまうリスクを軽減させることができます。

リモート操作ができることで、外回り勤務やテレワークなどでモバイルデバイスを頻繁に利用する企業においてはMDMを導入するケースが増えていますが、MDMを提供するサービスは非常に多く、どれを利用すればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。サービスごとの特徴を理解して選ぶために、以下の項目でおすすめのMDMサービスを紹介していきます。

1:Optimal Biz

「Optimal Biz」は「株式会社オプティム」が提供するMDMで、日本国内でたくさんのシェアを集めており、実績、評判共に申し分ないサービスといえるでしょう。システム開発も国内で行われていることから、日本人でも利用しやすい品質を備えていることはもちろん、サポートも充実しているので安心して導入できるのが大きな魅力です。実際、自治体や銀行など、セキュリティがシビアに求められる組織や業界で導入されており、そのサービス力は折り紙つきとなっています。

2:Symantec Mobile Management

「Symantec Mobile Management」は、セキュリティの老舗ベンダーである「シマンテック(Symantec)」によるMDMサービスです。長年セキュリティを専門に取り扱ってきた企業が開発しているとあって、高いセキュリティ性を備えているという点はこのサービスの大きな強みであることは間違いありません。また、私物のスマートフォンなどを業務で利用する「BYOD(Bring Your Own Device:個人所有のデバイスを業務に利用すること)」という習慣が浸透しつつありますが、「Symantec Mobile Management」はこの習慣をターゲットに普及促進を図っているため、より広範囲な管理も対応できるようになっています。同社が提供する脅威対策ツールと組み合わせればモバイルセキュリティ全般を単一ベンダーで実現できるので、すでにほかの同社サービスを利用している場合は導入を検討してみるといいでしょう。

3:Trend Micro Mobile Security

「Trend Micro Mobile Security」は、セキュリティベンダーの「トレンドマイクロ(Trend Micro)」が開発しているMDMサービスです。トレンドマイクロは「ウイルスバスター」という圧倒的なシェアを誇るセキュリティソフトを開発している企業でもあり、「Trend Micro Mobile Security」はその開発力が反映されているサービスとなっています。MDMの基本的な機能はもちろん、パスワードなどのポリシー設定やウイルス対策、特定アプリの起動ブロックなども可能な点は、このサービスならではのセールスポイントといえるでしょう。セキュリティとデータ保護も含めたソリューションになっているのも大きな特徴で、管理の複雑さとコストを削減できるので、導入後もストレスを抱くこともありません。

4:CLOMO MDM for ビジネスプラス

「CLOMO MDM for ビジネスプラス」は、NTTドコモが提供するMDMサービスです。「株式会社アイキューブドシステムズ」による「CLOMO」というMDMサービスを法人契約のオプションという形で利用するようになっており、セキュリティの高さや使いやすさ、充実したサポートでたくさんの支持を集めています。ドコモユーザーであればぜひ選択肢の一つに入れておきたいサービスといえるでしょう。

また、電子証明書を統合した「ベリサインMDM powered by CLOMO」では「日本ベリサイン株式会社」とも提携を実現させており、より確かな安全性を保持したサービスを利用できます。「日本ベリサイン株式会社」はサーバー管理会社の国内最大手で、不正アクセスなどのあらゆる脅威から守ってくれるため、情報漏洩を心配する必要もありません。デバイスのリモート操作はハッキングに遭遇するリスクもありますが、日本ベリサイン株式会社の力を借りて常にサーバーを監視してもらえば、いつでも安心して事業に取り組むことができるでしょう。

5:ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント

「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」は、SoftBankが法人向けに提供するMDMサービスで、さまざまあるクラウドサービスの一つに相当します。スマートフォンとタブレットといったデバイス以外に、4GケータイやPCも管理対象にできるのが魅力で、どのようなデバイスを利用していても安心して仕事に取り組めるのがこのサービスの最大の特徴といえるでしょう。

また、リモートロックやリモートワイプをヘルプデスクが代行してくれるオプションがある点も大きなポイントです。あらゆるリスクを遠隔操作で防ぐというのは確かに画期的な仕組みではありますが、手元に存在しないデバイスを操作するのは不安だという人もいるでしょう。たとえ操作が間違っていなくても、本当にロックできているのか確証が持てずにやきもきしてしまう人がいるのも事実です。その点、ヘルプデスクで代わりに操作してもらえるのであれば無駄に心配をする必要もありません。確実にリモート操作を完了してくれるのはもちろんのこと、そのほかの些細な疑問もしっかり解消してもらえる点は非常に魅力的です。

6:KDDI Smart Mobile Safety Manager

「KDDI Smart Mobile Safety Manager」は、KDDIが法人向けセキュリティの一環として提供するMDMサービスです。スマートフォンやタブレットだけでなく、auケータイ(4G LTE)も管理してもらえるのが特徴で、auユーザーを中心に幅広く利用されています。また、auケータイのサポートは先にも紹介した「Optimal Biz」の提供元である「株式会社オプティム」との共同開発により実現したものとなっている点も一つの取り柄といえるでしょう。多くの支持を集めている企業で安心できるうえ、MDMを専門に取り扱う業者が手がけることで確かなサポートを担保してもらうことができます。

一般的にスマートフォンやタブレットは大手キャリアと契約したものを使うことが多いですが、自分が契約しているキャリアがMDMサービスを提供しているとなると、ほかのサービスを検討せずに利用を決める人も多いでしょう。その場合、どの企業と提携しているのかでサービスの品質は左右されますが、「株式会社オプティム」は非常に高いシェアを誇っており、安心して利用できます。auユーザーであればぜひ選択肢に入れておくことをおすすめします。

7:モバイルマネージャー

「モバイルマネージャー」は、「株式会社USEN」の法人向けサービス「USEN GATE 02」が提供するMDMサービスです。音楽配信サービスを手掛けているイメージの強い同社ですが、レンタルサーバー業やシステム開発でも確実に実績を積み重ねており、MDMサービスにおいてもその高い能力をいかんなく発揮しています。導入している企業の中にはテレビ局や芸能プロダクション、はたまた有名大学に至るまでたくさんの有力企業が含まれていることからも、確かな品質が保証されていることがうかがい知れるでしょう。

モバイルマネージャーはiOSとAndroidのほか、Windowsも管理することができ、端末の通信キャリアが異なっていても一括で管理できる優れたシステムです。また、モバイルマネージャーではデバイス利用者がMDMプロファイルの削除を行えない仕組みを採用することで高いセキュリティを実現しています。たとえ自分のデータであっても自由に削除することができないため、一見不便に感じるかもしれませんが、盗難にあったときなどにリモートワイプを使ってデータを削除するのは最後の手段ともいえる苦肉の策で、多くの人ができるなら避けたいと考えるものです。その点、デバイスの利用者であってもデータが削除できないのであれば、第三者が勝手にデータを操ることもできないので余計な心配事を減らすことができます。

8:スマートデバイス管理サービス

「スマートデバイス管理サービス」は大手電機メーカーの「NEC」によって開発されたMDMサービスで、NECが提供するさまざまなアウトソーシングサービスの一つとなっています。データ管理は、扱うデバイスが増えるにつれて困難になってきますが、「スマートデバイス管理サービス」では支店や部署などの階層を定義して権限委譲できるようになっているため、デバイス数が膨大になるような企業でもスマートなデータ管理が実現できます。さらに、端末を複数人で共有する際はユーザーごとに環境を変えられる「ホームアプリ」機能を使えば、簡単に自分好みの設定を呼び出せるので、無駄な気遣いなどは一切必要ありません。

9:FENCE-Mobile RemoteManager

「FENCE-Mobile RemoteManager」は、「富士通ビー・エス・シー」が提供するセキュリティソリューション「FENCEシリーズ」の一つにあたるMDMサービスです。SIMカードなどのハードウェア情報を記録しながらデータ管理するのが特徴で、USB接続などのデバイス機能に制限をかけることもできます。デバイスが盗難や紛失に遭遇したときにリモート操作できるのはもちろんですが、「FENCE-Mobile RemoteManager」の優れているのは、夜間や休日にトラブルに見舞われたときにリモートでのロックやワイプを代行してくれる点にあります。とっさに対応できないような緊急事態も確実に対処してくれるので、プライベートの時間も安心して過ごせるでしょう。

10:LanScope An

「LanScope An」は、セキュリティと生産性の両立をビジョンとして掲げる「エムオーテックス株式会社」によるMDMサービスです。このサービスの魅力はなんといっても圧倒的な使いやすさを実現している点にあります。MDMの中には、管理コンソールが複雑で扱いにくいものも少なくありませんが、「LanScope An」はシンプルなUIデザインを採用しているため無駄な情報が一切目に入ってきません。誰もが簡単に使えるというのはこのサービスならではのメリットといえるでしょう。実際、ほかの製品と使い勝手を比較したうえでこのサービスを選ぶ企業も多いようです。

MDMサービスを比較するときのポイント

ここまで見てきたように、MDMサービスは数が多いため、導入の際はそれぞれの特徴を理解して自社に合うものが何なのかをしっかり見極めなければなりません。数ある要素の中でも、業務で使用しているスマートフォンやタブレットに対応しているかどうかというのは最低限の条件なのできちんと確認しておきましょう。そのほか、セキュリティや情報漏洩対策も重要なポイントになります。自社のセキュリティポリシーも考慮しながら、必要な機能を備えているかどうか確認することが大切になってきます。

また、無事に導入できたからといって問題なく運用できるわけではないので注意が必要です。導入後のサポート体制は充実しているのか、あるいは提供元はどういった企業なのかといった点にもしっかり注目しておかなければなりません。さらには、当面の間は淘汰されない信頼性の高いサービスを選ぶことも重要になってきます。急にサービスが終了するなど思いもよらない事態に巻き込まれないようにするためにも、セキュリティベンダーや大手キャリア、日本企業といった安心できる要素を持っている企業を選ぶようにしましょう。

もうひとつの選択肢!MAMとは?

モバイルデバイスの管理には、「MAM(Mobile Application Management)」を導入するというのも一つの手です。MDMはデバイス自体を管理するので、企業が保有するスマートフォンやタブレットを従業員に貸し出す場合の管理にはあまり向いていないのかもしれません。その点、MAMでは業務に使うアプリを個人利用のアプリと切り離すという仕組みで管理するため、BYODを推進したい企業などには特に向いているシステムといえます。テレワーク環境が構築されている企業で、モバイルデバイスのセキュリティと利便性に配慮するのであれば、MAMサービスも視野に入れて検討するとより良い選択ができるでしょう。

また、MAMはMDMと併用もできるようになっています。判断に迷うときはどちらかに絞るのではなく、両方を導入してもいいかもしれません。

あらゆるMDMと併用できるMAMサービス「moconavi」

「moconavi」は、MAM市場でも一番のシェアを誇るテレワークプラットフォームサービスです。あらゆるMDMと併用できるようになっており、社内のグループウェアはもちろん、CRMやクラウドストレージなどにアプリから安全かつスムーズに接続してテレワーク環境を構築できるのが最大の特徴です。また、端末内に業務上のデータを残さない仕組みになっているため、万が一盗難や紛失に遭ってもリモートロックやリモートワイプの必要がありません。これからテレワークを推し進めていきたい企業にとってはきっと強い味方になってくれることでしょう。

最適なMDMサービスを導入してテレワーク環境を構築しよう

MDMの導入はテレワーク環境を構築するために有効な方法です。さまざまサービスで溢れていますが、どれも違った特徴があるためそれぞれの持ち味を比較して自社に最適なものを選ぶようにしましょう。また、MAMサービスの「moconavi」と組み合わせれば、より高いセキュリティと使いやすさを実現できます。優れたサービスを利用しながらデバイスを適切に管理して、安全で生産性の高いテレワーク環境を構築していきましょう。

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